年頭のごあいさつ

浜中町商工会
会長 栗本英彌

新年あけましておめでとうございます。平成30年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。昨年の我が国の経済情勢等を振り返ると、10月の衆議院選挙では自民党の圧勝による安定政権が確保され第四次安倍内閣が発足したところです。この内閣では「生産性改革」「人づくり革命」を掲げ、国内的な問題である少子高齢化社会に向けた対策の推進と中小企業の生産性革命・地域経済の支援を強化する取組を推し進めるとしています。特に、企業収益は過去最高の水準となり中小企業の賃金の値上げも実現するなど、雇用・所得環境が穏やかに改善したとされています。

本町の商工業を取り巻く情勢では、主要産業である漁業が台風等の被害や自然環境の変化によって生産量の原産・減収が続き、消費購買力の低下で商工業の経営環境が不安定な状況となったところです。

このような状況の中、当商工会では浜中町の支援を受け、プレミアム商品券発行やルパン三世生誕50年のフェスティバルをきりたっぷ岬祭りと同時に開催し、過去にない来場者数が道内外から本町に押し寄せ大きな経済効果がもたらされ、今後の地域振興事業の展開に弾みとなったところです。また、今年度には新庁舎の建設に向けた取り組みが活発に行われ、町内にも工事等に関わる方々の長期滞在などが予想され、これまでになく町が活気づくと大きな期待を寄せているところです。

本年も、商工会員への経済改善指導を通じて、地域経済活性化の推進や活力ある地域づくりに向け事業を展開し、地域に根ざして活動を続ける商工会として存在感を発揮できる1年となるよう貢献して参りますので、関係機関はもとより役員、青年部、女性部並びに会員各位の一層のご支援とご協力をお願い申し上げますと共に、会員皆様方にとりまして輝かしい未来に向けたあゆみの年になりますよう心からお祈り申し上げ新年の挨拶といたします。